持ち運び可能なモバイルバッテリであるPowerBankにレーザーポインターの機能を付けました。海外のパートナー会社に企画提案して製作しました。専用のポーチ付きです。

レーザーポインターは、プレゼンや発表会において発表用のツールとして使用されています。海外では、特に大学などの教育現場では学生はペンと同じ感覚で持ち歩いています。常備しています。

PowerBankの電源とレーザーモジュールの電源は円筒形リチウムイオン電池(18650型、3.7V)を使用します。従来のレーザーポインターの多くは単四乾電池(2個直列使用)を使用しているので電池寿命から電池の交換が余儀なくされました。製作した本器は、充電可能なリチウムイオン電池を内蔵しているので長期間の使用が可能になります。

また、nanoレシーバーを備えているので、パソコンのUSB端子に挿入することによりパソコン画面のパワーポイントやWord文書のページアップとページダウンが手元で行えます。

PoweBankWithLaserPointer構造
図1 「レーザーポインター付きPowerBank」の構造

PowerBankWithLaserPointerHP_8
製作した「レーザーポインター付きPowerBank」

PowerBankWithLaserPointerHP_4
図3 赤色レーザー光を出射

PowerBankWithLaserPointerHP_2 PowerBankWithLaserPointerHP_6
(a)nanoレシーバー       (b)nanoレシーバーをUSBポートに挿入
図4 nanoレシーバーが付属する

 

「レーザーポインター付きPowerBank」の特徴を列記します。

◇寸法:2.5cm角×13.5cm長さ
◇重量:40g

<PowerBank>
◇PowerBankの電池容量:2500mAh
◇USB出力:5V-1A
◇microUSB入力:5V-1A

<半導体レーザー>
◇国際標準レーザーモジュール、APS自動制御技術採用
◇安全レベルCLASS IIIa
◇波長650nm(赤色)、出射直径15mm以下(照射距離10m)
◇最大到達距離:100m

<nanoレシーバー>
◇無線RF技術によるページ送り機能
◇通信距離:10m
◇360°制御
本器とパソコンのUSBに接続したnanoレシーバーの方向が
一直線上にならなくても全方向で動作可能

<ボタン操作>
・「レーザー」ボタンを押すと、レーザー光が出射します。
押している間、レーザー光は出射します。手を離すとレーザー光は止まります。
・「ページアップ」ボタンを1.5秒〜2秒押すと、パソコン画面がフル画面で表示されます。再度、ボタンを1.5秒〜2秒押すと、フル画面が終了します。

PowerBankWithLaserPointerHP_9
図5 本器の各ボタン