ミヤンマー・ヤンゴン工科大学におけるジョイントフォーラムの後に、ヤンゴン市郊外にある電子機器製造の現地企業を訪問する機会がありました(November 4th,2013)。同社は、2ヶ所に工場をもっており、従業員は80人ぐらいの規模の会社です。

主な生産品目は、電圧安定器(Voltage stabilizer)です。

ミヤンマーの電力事情はあまりよくないため、電圧(AC220V~240V、50Hz)が頻繁に変動します。大きく電圧が低下するとコンピュータの動作に不具合が生じたり、データが失われたりします。また、その他の電気製品にも正常な電力供給が行われなくなります。

このため、ミヤンマーの一般家庭や事務所などでは、電圧安定器が必要不可欠になっています。
同社は、トランスの巻線作業から電子基板の組み立て、装置全体の組み込み、配線作業から完成まですべて社内で実施しています。

図1 トランスの巻線作業

図1 トランスの巻線作業

図2 EIコアー(電磁鉄芯)の積層作業

図2 EIコアー(電磁鉄芯)の積層作業

図3 完成したトランス

図3 完成したトランス

図4 ケース内の部品組み立て

図4 ケース内の部品組み立て

図5 ケース内の配線作業

図5 ケース内の配線作業

図6 電圧安定器の正面

図6 電圧安定器の正面

図7 電圧安定器の電圧調整試験

図7 電圧安定器の電圧調整試験

図8 製造ライン

図8 製造ライン