リチウムイオン電池の研究
リチウムイオン電池は,身近なモバイル機器やデジタル家電用に組み込みが可能なコンパクトかつ電池容量の大きいユニット化されたものから自動車や産業用に特化した高出力かつ大容量のものが開発されています。研究室では、一般家庭から民生用の大容量のコイン型リチウムイオン電池とラミネート型リチウムイオン電池について開発を進めています。
研究室では、国内外から必要不可欠な機器や機材を導入して,捲回方式(Winding方式)を取り入れたコイン型リチウムイオン電池(電池容量40mAh)とラミネート型リチウムイオン電池(電池容量1000mAh)の2種類を製作しています。
使用する正極と負極の電極シートは捲回方式に適した両面塗工のものを使用しています。
2種類のリチウムイオン電池の捲回方式の作業工程の一部を図1と図2に、製作した2種類のリチウムイオン電池を図3と図4に示します。
(a)捲回用治具 | (b)電極体を正極缶に置く |
(c)電解液を注入 | (d)カシメ機にセットする |
図1 コイン型リチウムイオン電池の作業工程 |
(a)セパレータをニードルに挟み込む | (b)電極シートをセパレータで挟み込む |
(c)捲回作業 | (d)捲回作業後に電極体を抜き取る |
図2 ラミネート型リチウムイオン電池の作業工程 |
図3 コイン型リチウムイオン電池(CR2032形状) |
(a) 捲回作業後の電極体 | (b)ポーチセルにセット | (c)完成後の電池 |
図4 ラミネート型リチウムイオン電池 |